冷静な時間

人は年を取ると、冷静さを失う

自分の知らない姿も顔を見せはじめる

そうなる前に、なすべきことをなし終えて

さっさと次へ進まないと

またさらに詰まらない時間を過ごす羽目になるだろう

自分の人生は自分の時間なのだ

人生のなかの冷静な時間に

どれだけ霊魂を成長させられるだろう

人のために何かをするのも

社会のために何かをするのも

自分の霊魂の成長が

内から求めるものでなければ

苦痛なだけのものなのだ


思い出

汗の時代を思い出した

 

大変なことだと思う。お客も、仕事をしてる側も。暑い中、ご苦労様。

 

 

まったく関係ないけれど、若い頃、羽田で航空貨物の仕分けをしたことがあった。

 

コンテナ荷物を降ろしたり、積み込んだり。

紐の付いたコンテナを数人がかりで引っ張ることもあった。フォークが足りないとそうなる。

 

降ろした荷物はベルトに流すもの、コンビに乗せて手運びするもの、肩でかついでいくもの、いろいろあった。

 

積むのも同じ仕組み。

 

ドラムに詰められた薬品があったり、コンビニしっかり固定された重たい機械があったり、生き物だったり。

 

東京に出てきて、すぐの頃、食うに食えない時代が続いて、そんなことばかりしていた。

 

目を上げると、塀の向こうに飛行機が見えて、くらくらする頭を上げて汗を拭いたのも

今となっては、体から抜けない思い出となっている。